直す喜び、直す嬉しさ。見たことのないものに出逢う喜び。
受験者全員が合格された株式会社エルテック日々持ち込まれる修理品の数々、 中部地区では株式会社エルテックがそれを引き受けている。
株式会社エルテックではパソコン整備士の資格はどのように役立っているのだろうか?
管理職は望まない。目指すはマルチベンダー。
「企業にいるとどうしても転勤が多くなります。それよりも家電修理を通じて地元の役に立ちた い。」 ついて来てくれた仲間と一諸にずっと一線で地元のために頑張ろうと始めた会社だ。
「どこのものでも直します」中部一の家電修理
いわゆる量販店といわれる店でPCを買い求める人は、あまりPCに詳しくない場合が多いという。 「なんとなく調子が悪いようなので直してくれませんか。」というユーザーの多くは、少々高くても充実 したサポートを求めている。そのサポート体制をささえているのがエルテックだ。以前は家電量販店から 家電修理品の持ち込みがメインだったが、年々パソコンの比重が増えて、現在はそれが3割にもなる。 ユーザーとのやり取りには、いろいろな知識をバランスよくもっていることが大切になる。 そこで登場するのがパソコン 整備士の資格だ。
7名受験、全員合格
「販売店に勤める人には家電アドバイザーの資格が必要ですが、我々にはパソコン整備士の資格が それに代わります。」と、語る水野氏は2級3級同日受験合格で一気に2級に合格した。主にNEC製のパ ソコンを担当している。「1拠点2名以上の資格取得者が必要で、この資格がないと修理ができない」という メーカーの修理資格は、社内目標としてはあるが、「他の資格の必要性はあまり感じませんが、パソコン 整備士だけは別格で週に1回、1~2時間、協会発行のテキストやメーカーの講習テキストを使い勉強会を やりました。取ったからというより、取るまで費やした時間や勉強が役立ちました。昔に勉強したことも 忘れていることもありますから改めて再発見したということでしょうか。」と児島氏。
「苦手な部分は特に重点的に勉強することが大切です。」と、アドバイスする。週の前半には、各量 販店から来た4トントラックが会社に横付けになり、中部三県の各地域からエルテックに修理品が集まる。 これがわずか中3日で、元来た道を帰って行く。素晴らしいほどの技術、そして効率。 従業員一人一人が プロでなければ出来ない技だ。「わくわくするんですよ。」児島氏のふともらした言葉に、エルテックの 真髄が見えた気がした。